横たわる肉球
暑いとどうやら不快らしく、儂の可愛いにゃんこ・ピノちゃんは、引っ切り無しに鳴き続けます。
ここ最近は雨のおかげで涼しかったので、おとなしかったのですが、今日は鳴きました。
まぁ、気持ち良く寝ていたのを、掃除機の音で起こしてしまったのが原因なので、いつまでも付き合い続ける所存ですが。
「くたびれたからもういいにゃ。
あっちいくにゃ。」
へぇへぇ。
ほんなら、ちょっくら出かけてきますかね~。
儂の生家では黒猫チロルさんが愛想良く迎えてくれます。
いっつもケツを儂の足の甲に乗せるのがいいそうです。
「座る時はクッションがあった方がいいにゃ。
にゃいから仕方無く下僕の足で我慢するにゃ。」
そしておもむろに、儂の手や腕に軽く爪を立ててやんちゃする遊びが始まります。
「ホンキ出すと怒られるから、爪で肌を切るか切らにゃいか、ギリギリのラインを見極めるのが猫貴族の遊びにゃ。」
鬼か。
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