猫話みっつ
やっと風邪が治りました。
しつこいセキが止まったと思って安心していたら、最後の最後に腹を下しました。
ケツの穴がとんでもないことになりそうでした。
あ、そうそう。
ヒヤシンスが咲きましたよ。
部屋がヒヤシン臭で充満しています。
早く春になればいいのに。
<猫話ひとつめ>
久し振りに買い物に出ました。
猫缶と猫カリカリを買いに行く為です。
親父が1万円をくれたので、ちょっぴり多めに購入。
寒風吹きすさぶ中、家路に着きます。
駐車スペースに車を停め、ドアを開けると黒猫・チロルさんが迎えに来てくれました。
小さな頭を一生懸命、儂のふくらはぎにこすり付けてきます。
ホント、愛おしさで涙が出そう。
再び車の中に顔を突っ込み、荷物を手に取りながらチロルさんに話しかけました。
「ちぃちゃん、お迎えアリガトね~。
猫缶ね、いっぱい買ってきたよ~。
ちょっと高いのも買ってきたよ~。
アナタノコトガ、スキダカラ~!」
振り向くと、もういませんでした。
<猫話ふたつめ>
儂の家は古いです。
なので、どこもかしこも建て付けが悪い。
脱衣所も例外ではありません。
扉も引き戸では無く、開閉式のドア。
これが1度完全に閉まると、ちょっとやそっとじゃ開きません。
お風呂へ入る時は、指1本分を開けて、退路を確保するのです。
その日も、いつもの様にほんの少し隙間を開け、パジャマに着替えていました。
風がやたらと強く、寒い日だったと思います。
窓がガタガタ、ガタガタとうるさく鳴っていました。
「寒いなぁ、早く着替えよ!」
いそいそと着替えをしていた儂ですが、ある音に気がついたのです。
ガタガタ、ガタ、ィィイ、ガタガタ。
それは、窓やどこかのドアが風に揺らされる音に混じって聞こえてきました。
ガタガタ、ガタ、ィィイイイ、ガタガタ。
ガタガタ、ガタ、ィィイ、ギィィイイイ、ガタガタ。
そう、それは、脱衣所のドアが開く音。
ギィィイ。
少しずつ、少しずつ。
ギィイイイイイイ。
ゆっくりと脱衣所のドアが開いていきます。
愛猫・ピノちゃんでした。
<猫話みっつめ>
儂は最近、ケータイの怖い話サイトにハマっています。
寝る前に約1時間くらい、何某かの怖い話を読んで眠りに就くのです。
その日も真っ暗な部屋で布団に包まり、サイトにアクセスしていました。
確か、雪が降った晩だったと思います。
強風で、家中がガタガタと鳴り、外では煩いほどの潮騒が聞こえて、いい雰囲気を醸し出していたのを覚えています。
ミシミシ、ガタガタと音がする中、
「お~!怖いな~。ラップ音っぽいな~。
でも家が古いだけ~♪」
と、余裕で怖い話を読み進めていました。
廃屋に肝試しに行くといった、定型文の様な話を読んでいた時、それは儂の頬を掠めたのです。
細い細い、柔らかい毛でした。
仰向けに寝ていた儂の右頬を、何かの毛が触れたのです。
途端に身動きできなくなる儂。
緊張の為か、体が言うことを聞きません。
しかし“何か”は確認しないと気がすまないので、目線だけを右側に向けました。
すると、ケータイの薄ぼんやりした光で、その“何か”の姿が捉えられました。
ええ、ピノさんでした。
ガッタガッタうるさかったので、階段を上がるピノさんの足音が聞こえなかったのです。
ホント、この時はチビるかと思いましたとさ。
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