クレイモア 16巻の感想
リフルに捕らえられたルネは、何とか両足の修復に入ります。
それは、ラファエラとルシエラの融合体が目覚めた時に、いち早く逃げ出す為。
融合体の底知れぬ妖気に恐れをなす彼女ですが、果たして生き延びることが出来るのかしら?
ちょっとダメっぽい気が…
いやいや、頑張れルネさん!
儂はそ~っと応援してるよ☆
思わぬ場所で再会するクレアとルヴル。
ここで彼の正体が明かされました。
なんとビックリ☆ルヴルさんは敵国のスパイだったのです。
研究施設を効率よく潰す為に、クレイモアをも操ろうとしていたのでした。
自分が面倒を見ていたクレアでさえも、駒にしようとする所が冷酷でいい感じですよね。
それくらいでないと、上手にスパイ活動なんて出来ません。
情に流されたらアウトですもんね。
んでも、まだまだ本心が掴めないルヴルさん。
本当の所、クレア達のことをどう思っているかは、謎のままです。
多分、しぬ前とかにちゃんと気持ちを明かしてくれそうじゃないですか?
え?
この人、しにそうじゃないですか?
最後までは生き残って無さそうな臭いがしますよ?
別ルートを辿っていたヘレンとデネブは、覚醒者討伐隊が苦戦している所に出くわします。
キャッホー☆ごきげんだぜぇ!
儂、ヘレンのこういうトコは大好きです。
ひねくれた口を効くけど、実際は情に厚くてキュートなおねぃさんなのでありますよ。
いや~しかし、そこで助けたディートリヒたまのキュートさには負けますけどね。
強い上にクールで律儀。
めっちゃ可愛い!めっちゃ可愛い!!!
はぁぁぁぁん!!!
と、まぁ、それくらいにしといてっと。
彼女から、南の情勢が変わったことを聞いた2人。
でも、悪魔がいようが町が半分無くなっていようが、そんなことで足を止める彼女たちではありません。
しかも辿り着いた先には、イースレイの気配。
チラ見しよーぜ☆というヘレンさんの意見で、デネヴも一緒に街に潜入します。
久し振りに出て来たイースレイさんは、とんでもなく荒んでいましたとさ☆
え~、どうしたの?
いつもの余裕アリアリな態度が微塵も感じられないんですけど。
しかも服もボロッボロだしさぁ。
やたらピリピリしてるし、先に攻撃を仕掛けるし、彼らしくありません。
ダメージを食らわせながらも、勝機の見出せないヘレン。
まぁ、1人で深遠の者に何の準備も無く立ち向かったら、やっぱちょっと死の影がチラつきますよね。
ヘレンは、先に倒れたデネヴだけでも生かそうとしますが、そうはいきません。
デネヴが彼女を置いて逃げるワケありませんもんね。
「まぁ 初めは二人だったんだ…
二人で終わるのも そう悪くはない」
うっわー!!!!
カッコイイ!めっちゃカッコイイ!!!
何このセリフ。
強大な敵を前にしても、向かう先が「死」だったとしても、2人だったら平気。
そんなオーラ漂いまくりですよ!
サブイボ、どっか~ん☆ですよ!
さて、改めて2人がイースレイに対峙し様とした瞬間。
妙なヤツらが割り込んできましたよ。
うわぁ…
このグロテスクな方達は、組織によって生み出された、対覚醒者用戦士。
彼女達に自我は無く、深遠の者の肉片を喰らうことが唯一の欲望。
なんつーか、組織に倫理観やら何やらを求めても仕方の無いことですが…
ん~、ん~…
ヘドが出ますね☆
でもこれは、流石のイースレイもまいるはずです。
こんな意思疎通も出来ない存在に、自分の肉を啄ばまれていくんですもんね。
哀れみさえ感じます。
彼の最期の想いが、かりそめの家族だとしても、共に生きたかったというのが悲しくて泣けてきます。
彼だって、組織にクレイモアとして改造されていなければ、普通の人間として、普通に家族と幸せに生きたかもしれないんですよね。
「死にたくないなぁ…」
イースレイの想いが、このセリフに集約されています。
彼だって多くの命を奪ってきたのですから、これは因果応報というヤツですが、どうにもこうにも、こんな死に方は後味が悪いですねぇ。
まだヘレンとデネヴにスカーンとやられた方が、彼だって死に甲斐があったと思うんですよね。
はぁ…
心から、ご冥福をお祈りします。
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