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2007年9月28日 (金)

黒博物館スプリンガルドの感想

しばらくぶりに本屋へ行くと、藤田センセーの新刊が出てましたよ。

って、これ、めっちゃ面白いやん!

なんで1巻のみなの?!

これは続き物で読みたいィィィィィ!!!

 

タイトルにもある「黒博物館(ブラックミュージアム)」に、ロッケンフィールド警部がバネ足ジャックの左足を見に来た所から話はスタート。

彼が遭遇したバネ足ジャックの事件を、博物館の学芸員さんに語るという手法が取られています。

1話、2話と続くうちに、学芸員さんが椅子を出してきたり、紅茶を出してきたりするのが面白いです。

 

Photo

ロッケンフィールド警部は、法を守る者だけあって、キタないことが大嫌い。

3年前に、プッツリと姿を消したバネ足ジャックのことも忘れてはいません。

しかも今回現れたジャックは、ただ婦女子にイタズラをするという以前の彼とは違い、4人も殺した殺人犯。

捜査にも熱が入ります。

そこで行き着いた容疑者が、ウォルター・デ・ラ・ボア・ストレイド侯爵。

容疑者の身分が貴族でも、この警部さんは躊躇しません。

19世紀のイギリスといえば、ものっそい厳しい階級制度がありますよね。

ヘタしたら自分が投獄ものですが、そんなこと気にしないみたい。

漢だぜ。

 

で、3年前のバネ足ジャックは、やはりウォルター。

なぜ彼が突然イタズラをやめてしまったかと言うと、1人の女性に出会ったからでした。

2

「では私が、あなたの母上に代わって叱ります。」

バネ足ジャックに遭遇したマーガレットは、彼が人間だということを見抜き、平手打ち☆

で、この頬っぺたぱぁんで、ウォルターは亡き母親を思い出します。

それから彼は一切イタズラをやめてしまったのでした。

めでたしめでたし。

うわ~、ベタやね!ベッタベタやね!

でもこういう展開、大好きだ!

 

では今回、巷を騒がしている殺人犯・バネ足ジャックは誰なのか?

何の目的で、女ばかりを殺すのか?

それはウォルターの過去に関係してきます。

すぐにピンときたウォルター。

彼はマーガレットの幸せを守る為、たった1人で殺人犯と対峙するのでした。

3

「…オレたちは入れない。」

このセリフがいい!

犯人だけではなく、自分も祝福される人間ではないと分かっているウォルターだからこそ発せられたこのセリフ。

ちょっと目頭が熱くなるよね!

 

雨の中、誰にも悟られずにバトルは終了。

マーガレットの結婚式が無事に終了したことを、そっと確認するウォルターにキュンとします。

普段の行いが放蕩貴族なアレなので、人々が自分の使用人の結婚式にも出てくれないロクデナシと口々に言うのが切なかったですね。

4

でも、ダークヒーロー的な存在のウォルターには、こういうラストが相応しいかも。

 

こうして、バネ足ジャックの左足は、黒博物館に展示されることとなったのでした。

この黒博物館、初めて聞きましたが、実在するんですね。

んで、所々に、仁賀克雄氏のコラムが挿んであるんですが、これが詳しくバネ足ジャックのことを取り上げているんですよね。

バネ足ジャックなんて、ほとんど知りませんでしたが、マンガとこのコラムで詳しくなれて、お得感もバッチリでした。

 

異聞「マザア・グウス」は、スプリンガルドから10年ちょっと後のお話。

ウォルターの姪とマーガレットの息子がメイン。

このマーガレットの息子のセリフ

「ガキはいつか必ず大人になるんだよ」

に呼応するようなウォルターの発言に痺れます。

5

うわぁ、カッコイイよ!

く、靴の裏とか舐めてもいいですか(え

 

この話も面白かったんですが、何が面白いってラストのページから5ページ前の、マザア・グウスの詩に合わせた様なカット。

「くだらないな。いいじゃないか」

このセリフのウォルターのお顔が、とんでもなく悪魔っぽくて大爆笑でした。

ステキ☆

 

あ、あとステキと言えば学芸員さん。

「スプリンガルド」「マザア・グウス」共に変わらぬ容姿ですが…

10年経っても変わらぬ容姿ですが…

何故ですか?

6

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