ドクター・フー第8話の感想
「FATHER’S DAY」
ローズは死んだパパに会いたいと、ドクターに頼みます。
「君がそう望むなら。」
と、どこかの誰かさんが連発してそうなセリフを、さらりと言ってのけるドクターにビックリ。
ローズパパはひき逃げされたそうです。
たった1人で死ななきゃならなかったパパを想うローズ。
最期は自分が側にいてやりたい。
だから、その日にタイムトリップ。
でも、その日、その現場を目の当たりにしたローズはショックで動けません。
結局は手遅れで、パパは1人で死んでいきました。
もう1度、パパが死ぬ直前まで戻してくれと頼むローズ。
で、ローズに弱いロリコンのドクターはサクっとタイムトリップ再び。
で、また大失敗です。
パパが跳ねられそうになった瞬間、庇うローズ。
やると思ったよ。
肉親が目の前で死んでいくのを、指をくわえてモサっと見てる人間がどこにいるっての?
ローズの行動は当然のものだと思います。
だけど、本来パパは死んでなきゃいけない人間。
それが生き延びてしまったことで、世界に悪影響が出ると懸念するドクター。
ローズのことを「猿」呼ばわりです。
女の子に何てこと言うんだ、コイツ。
デコッパゲのくせして。
怒ったローズは、ターディスの鍵を返し、ドクターなんてもう用無しよ、サヨ~ナラ~。
で、世界に綻びが出来ちゃったみたいで、ターディスもどっか行っちゃいました。
電話BOXをドアを開けると、そこはただの電話BOX。
この異変に、ドクターがまず心配したのがローズだってことが萌えます。
「ローズ!」
名前を叫ぶなり、Bダッシュ。
うわっ、ラヴいよ、ドクター。
ローズはと言うと、ルス電を確かめていますが、聞こえてくるのは同じ言葉ばっか。
「ワトソン、来てくれ、用がある。」
ワトソンて…誰?
つか、第一に想像したのがホームズなんですが、それなら声は広川太一郎じゃなきゃダメだよ。(で、これ後から判明したんですが、電話の発明者・ベルの第一声だそうで。)
サラと誰かの結婚式に参加したローズの両親は、会うなり罵り合い。
ジャッキーが、ローズを新しい愛人だと勘違いしている模様。
2人はラブラブだったと聞かされていたローズは、その姿を見てショックを受けます。
でも、そこは夫婦。
なんとな~く、仲直り。
さらにドクターが、ローズの名前を叫びながら走ってくることに気付き、ゴキゲンが直ります。
だけど、ここからタイヘ~ン!
なんか出てきた!
デッカいコウモリだなぁ。
コイツらが続々と登場して、人間をムッシャか食っていきます。
ニコってる場合じゃありません。
このコウモリ、もとい、リーパーは、時空間の傷を消毒するバクテリアの様な存在らしいです。
バクテリアにしてはデカ過ぎる…
つか、コイツら、アレだ。
ガーゴイル風なんだけど、どうしてもクトゥルーのバイアクヘーを思い出してしょうがありません。
知らない人はごめんなさい。
で、リーパーは地球の全てを消し去るつもり。
どんどん地球の生命体が減っていき、残るはローズ達がいる古い教会のみ。
リーパーは新しい命から食っていくんだって。
だから、古い教会は残されてるそうです。
ご都合ご都合。
ローズパパは、ローズの正体が、自分の子供だと言うことに気付きました。
タイムマシンのことを聞いても驚くことなく、自分の未来について尋ねます。
そっちにビックリだよ。順応性あり過ぎだよ、パパ。
でもローズは、パパの未来について答えられません。
教会内はまだ大丈夫ですが、うかうかしてられませんよ。
本来なら、タイムロードがなんとかしてくれたのですが、そのタイムロードもドクター1人を残すのみ。
彼も万策尽きたかに見えました。
が、ターディスのキーがまだ生きていることに気付きます。
ターディスの中身は、時空のどっかに放りだされたけど、キーは繋がってるので何とかなりそう。
めっちゃ熱くなって素手で持てなくなったキーにエネルギーを注ぎ、ターディスのドアを出現させます。
つか、そんなに熱くなったキーを良く平気で革ジャンのポケットに入れておけたよね。
気付けよ。
なんとかうまくいきそうだったのに、ちょっとしたミスで、ローズとベビーローズが触れ合ってしまい、リーパーが教会内へ侵入。
みんなを庇って食われるドクター。
…く、食われちゃったよ、主人公!?
でも真の主人公・ローズパパが、世界を救う為に動き出します。
パパは、自分が本来生きていてはいけないということを悟っていました。
で、番組が始まってからず~っと30分くらい、教会の周りをグルグル回ってる車を見つめます。
「俺を跳ねたはずの車が外に!」
そう、ホントなら、この車に跳ねられパパは死ぬはずでした。
パパは愛する娘の為に、車の前に飛び出します。
「さよなら、ローズ。」
ちょ!
今回、めっちゃ涙出ましたよ。
油断してた!
どんな穀潰しでも、愛する者の為になら、世界を救える程の勇者になれるんですね~。
で、たった1人で死んでいった過去が、ちょっとだけ変わったのが救いでした。
娘に看取られながらの最期。
干渉してはいけない過去で出来うる、最高の行動だったと思います。
ローズパパに合掌。
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はじめまして。この番組は、ある意味はっきり「B級」SFなんですが、とても面白いですね。アメリカのドラマとは一味も二味も違う、真面目なのかギャグなのか判然としない、力の抜けた可笑しさを感じます。色々なドラマのパロディ場面も満載ですし。
こちらの感想を読んで、中々良く観ているなと感心しました。
投稿: X^2 | 2006年11月 3日 (金) 23:24
X^2様、ごきげんよ~、始めまして。
>「B級」SFなんですが
そうなんですよ。B級大好きなんで、CMしてた時に絶対見ようと心に決めてた番組なんですよね~。期待を裏切られなくて満足です。
イギリス人の笑いのポイントがイマイチ分からないので、こっちからしたらポカ~ンってシーンもあるんですが、それもまたいい味出してて面白いです。
>色々なドラマのパロディ場面も満載ですし。
そ、それは知らなんだ!
儂の見るドラマって偏ってるんでw
今度、注意してみて見ます。
>中々良く観ているなと感心しました。
うああああ、お恥ずかしい!
ありがとうございます。
投稿: にゅげ | 2006年11月 4日 (土) 20:47