2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

猫と文具の好きな方、相互フォロー募集中

アルカナ

無料ブログはココログ

« 昨日見た夢 | トップページ | 袖白雪? »

2005年11月11日 (金)

ハラを割って話さねばならぬ。

横殴りの雨の中、Y商店の裏手のドアを開けると、野良にゃんこがエサを漁っていた。

ハッ!お前は、ウチの周りに出没して、愛犬アリーナさんのドッグフードをくすねて行くヤツじゃないか?

「にゃ~。」

んだんだ、そうだっぺ。野良にゃんこは、そんな感じで鳴くとダッシュで逃げて行った。

全く、最近の野良にゃんこときたら、礼儀を知らないよ。

儂の住んでいる所は漁村。当然、猫が多い。ウチにもよくエサをくすねに来たものだ。

去年、お亡くなりになられた野良にゃんこは、行儀が良かった。

あまりの行儀の良さに、周りのおば様たちからは、「ぼっちゃん」と呼ばれ可愛がられていた。

白と黒のブチで、頭がやたらデカイ目の細いブッサイクな猫だったけど。

儂は心の中で「ネコビッチ」と呼んでいた。

なぜか、儂に一番良く懐いて、朝食時、仕事先から帰って昼食を取っている時、夕食時、いつも庭先で「ニャ~ニャ~」と儂を呼んでいた。

ええ、たかられてましたよ。

そんなネコビッチも年と風邪には勝てず、最期が近付いた頃は飯も食べられず、ガリガリになり、目ヤニや鼻水がすごかった。

猫は自分の死体を見せない様に、どっかに行くので、生死が分からなくて心配するのもイヤだったので、儂はネコビッチに言った。

「死ぬ時は、儂に挨拶しにくるんやで。」

ネコビッチはかすかに頭を上げ、目ヤニで見えなくなった目をこっちに向けた、様な気がした。

その翌日から、ネコビッチの姿が消えた。定刻には決まって現れていたのに。

これはもうダメだなと思った、3日後のこと。

儂がY商店で働いていると、近所のおば様が、「にゅげちゃん、ぼっちゃんが帰ってきてるよ。」と教えてくれた。

儂の仕事が終わる直前だった。

ネコビッチは行方不明になってから、さらにガリガリになり、もう歩く力もなさそうだった。

でも、儂を見ると起き上がり「にゃ~」と鳴いた。

それが最期だった。

儂の言葉が通じたのか、ただの気まぐれからかは分からない。でも最期を看取れて良かったと思う。

儂としては、ネコビッチが儂の言葉を理解したと信じている。

だから、最近ウチに出没するあの野良ニャンコも、きっと話せば分かると思うの。

ハラを割ってよ~く話せば。

だからね、ウチの庭やプランターにウンコするのやめて下さい。

« 昨日見た夢 | トップページ | 袖白雪? »

日記・コラム・つぶやき 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122528/7043232

この記事へのトラックバック一覧です: ハラを割って話さねばならぬ。:

« 昨日見た夢 | トップページ | 袖白雪? »

フォト

Y商店ハテナ支店

  • 完全作り話商会
    小説でも書けたらいいかな…と。 メガネ小人、はじめました。

※ ※ ※

山口県民ならば

最近のトラックバック

相互的エクセレントリンク