2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

猫と文具の好きな方、相互フォロー募集中

アルカナ

無料ブログはココログ

« BLOOD+第6話Aパート感想 | トップページ | おそろいのファー。 »

2005年11月13日 (日)

BLOOD+第6話Bパート感想

黒字=ストーリーの流れ 赤字=儂的感想及びツッコミ。

「お父さんの手」Bパート

天井から襲ってくる翼手。すばやく後退するデヴィッド。

「小夜、戦え!剣を抜け!」

だが、突然の襲撃に動揺した小夜は、、震える手で刀を持ったまま、ただ立ちすくんでいる。そこへ翼手の鋭い爪が襲い掛かってきた。間髪入れず、ハジが小夜を抱きかかえ、床に転がる。

カッコイイ、ハジ、カッコイイ。

「行くぞ!ジョージを探しに行く!急げ!!」

これでは翼手を倒すことは無理だと判断したのだろうか、デヴィッドは翼手にライフルをブチかまし、活路を開いた。

だが、回復能力の高い翼手はすぐに立ち上がって追って来る。

「退路を断たれたな。」

「ご、ごめんなさい、わたし…。」

消え入るような声で謝る小夜に、デヴィッドは淡々と言い含める。

「やらなければ、やられる。戦場は戦う相手の命の上に自分達の命が成り立っている。そこに立った以上、生き延びることだけを考えればいい。」

おそらく自分も同じ場面に遭遇し、出したであろう答えをデヴィッドは小夜に教えた。

防護壁の向こうでは、翼手が体をぶつけて来る音が激しさを増していた。

*     *     *     *     *

無表情のままで窓際に立つ指令。視線の先には戦闘機。

「後2時間程で出撃準備が整う。」

「なるほど、でも残念。ボクは最後まで、その花火を見ている時間はなさそうです。本社から次の現場へ飛ぶ様に指示がありました。」

アルジョーノは手元の飴を玩びながら、愉快そうに告げた。

「途中退場かね?」

そんな彼に険しい視線を送る指令。

「あなた達を信じていますよ。良きパートナーとして成功をお祈りしています。オーヴォワール、コマンダー。」

扉が閉まった瞬間、指令はデスクに置き土産として残された飴を、力任せに払った。

オ、オーヴォワールって言った。し、死ぬ、笑い死ぬ。この飴ちゃんは間違いなくサイダー味だと思います。

*     *     *     *     *

「静かだな。」

漂っていた凶悪な殺意が消えている。ポツリと呟くと、デヴィッドはケータイを小夜に放った。

「あッ!」

受け止める小夜。

「キミはそれを持ってエレベーターまで走れ。そいつの為に我々の仲間が何人も命を落とした。どうしても持ち帰らなくてはならないものだ。」

何か決意めいたものがデヴィッドの顔に浮かんでいる。それを感じ取ったのだろう。不安そうに小夜が聞く。

「デヴィッドさんは?」

「作戦を説明する。」

小夜の問い掛けには答えず、デヴィッドは続けた。

自分の血を刀に伝わせる小夜。 これ毎回痛そう、かわいそう。

防護壁を開くと、そこには翼手がいた。

デヴィッドがライフルを撃ち、翼手のスキを狙う。一体は退けたが、背後にもう一体潜んでいた。小夜が翼手の腹に切っ先を突き立てる。

「浅い!」 ヤホゥ、今日始めての発言。

ハジが呟いた瞬間、怒声を上げながら翼手に体当たりした者がいた。背後からの衝撃で、うまく刀が体内にめり込み、たちまち黒変する翼手。

「ジョージ!!」

デヴィッドが駆け寄る。

「ハァッ、ハァッ、ハァッ。俺の娘に手を出したバチが当たったな。」

「お父さん!!」

「よぉ、元気にしてたか?」

ジョージは娘を安心させようとニッコリ笑った。

なんだよ、このナイスガイっぷり。いい男だな、ジョージ。

ジョージも発見されたし、この場を一刻も早く立ち去ろうと駆ける4人。小夜はしっかりとジョージの手を握り締めている。

「…そうか、カイとリクは置いてきたのか。」

「ああ、それより、お前の傷はどうなんだ?」

「目が覚めたら治ってた。」

驚くデヴィッド。   

そりゃ驚く。医者もビックリの回復力。つば付けたら治ってた的発言だよ。

「D67って知ってるか?それを点滴されてた。」

「デルダ67!?」

「そうか、知ってるのか。」

デヴィッドの声にジョージは何かを悟ったのだろうか。それ以上、何も言わなかった。

*     *     *     *     *

鬱蒼としたヤンバルの森で佇むルイス。そこに光源が。とっさに機関銃を構えたルイスにカイから声がかかった。

「ルイス!俺だ、カイだ!撃つな!」 そうだ、撃つなよ。 

「カイ!?」

「小夜達は?」

「まだセンターの中にいるけど。」

訝しむルイスにカイは重要なことを伝えた。

「ヤンバルが空爆されるって、ジュリアが!!」

「ええッ!?ちょっと待て。」

ケータイを確認するルイス。

「ジャミングされてる。ウソじゃないだろうな?…オイ、カイッ!!」

信用無いね、カイ…。

時間が惜しいカイはもう森の中へ駆け出そうとしていた。

「知らせてくる!」

「オ、オイ!」

*     *     *     *     *

着々と戦闘機の準備が整っていく。アルジャーノは、それを見ながら一人ごちた。

「ここでの心残りと言えば、サムライマンに会えなかったことくらいか。」

背を向けたアルジャーノの後ろで次々と戦闘機が飛び立って行った。

*     *     *     *     *

迫る翼手にジョージが切迫した声を出す。

「なぜだ!?なぜ、エレベーターが上に!?」 

あ、それ、多分カイ。

「分からん。」

冷静に答えるデヴィッド。

「降り始めた!」

「よし、そこまで持ち堪えるんだ!」

大量の翼手を前にデヴィッドは小夜に言った。次々とライフルの弾を撃ち込んでいく。

「何をしている小夜!?」

呆然と立ちすくんでいる小夜を、デヴィッドが叱咤する。眼前ではハジとジョージが翼手と交戦中だ。

「は、ハイ!」

小夜は自分の血を刀に伝わらせた。

「あの隔壁まで押しかえすぞ!!」

デヴィッドの銃が弾切れになるのと、防護壁が閉じるのは同時だった。

「やったぞ!!」

ジョージの歓声も虚しく、天井から翼手が飛び降りてくる。

「小夜ァァァッッッ!!!」

咄嗟だった。

小夜を庇って腹を割かれたジョージの血が飛び散る。

「お…とう…さん?」

何事かまだ理解していない小夜の前で、ジョージは翼手の体に自分の手刀を叩き込んだ。

「この、バケモノがぁぁぁッ!」

お父さんパワーってすごいねって思った。

肉を穿つ湿った音と共に黒変していく翼手の体。

苦しみもだえながら床に倒れるジョージ。

「お父さん?ウソ!?」

血溜まりの中のジョージの手は、醜く変形していた。翼手と同じ形に。

「大変だ!ここが空爆される!!」

突然エレベーターの扉が開き、中からカイが飛び出してきた。

「空爆だと!?」

驚くデヴィッド。

「カイ…。」

涙で顔を濡らす小夜。カイはこの事実を受け入れたくなかった。

「そんな、ウソだろ?」

「カイ、来たのか。」

「親父…」

ジョージは腹から大量の血を出しながらも、起き上がろうとした。

「おかしいだろ?俺はこのままじゃ、フォレストの様なバケモノに変わっちまう。この傷が塞がっていくのに合わせて、俺の意識が吹っ飛びそうなんだ。」

小夜は息を呑んだ。

「小夜、お前にしか出来ないんだよ。お前の血が、バケモノを殺すんだろ?その血を俺の血に混ぜれば、俺はお前達の親父のままで…死ねる。」

「小夜、全ては貴女の決めることです。」 ヤホゥ、本日2回目の発言。

ハジが、そっと呟くように言う。

「おい!!何とかなんねぇのかよ!?」

デヴィッドはカイに首を振った。

「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょーッ!!」

カイは叫ぶだけ叫ぶと、皆から背を向けた。小夜は、心も決まらないまま、刀を握る。

「デヴィッド、頼む。」

ジョージはデヴィッドに起こしてもらい、愛する娘に優しく声をかけた。

「小夜、急いでくれたほうが良さそうだぞ。」

「ダメだよ、出来ないよ。」

悲痛な表情に顔を歪ませる小夜に、ジョージはそっと手を重ねた。

「小夜、俺はまだ、お前の親父か?」

「うん。」

小夜の後ろには、同じ様に泣き顔を見せているカイがいた。

「カイ、泣くんじゃない、バカ、男だろ?小夜とリクを頼んだぞ。」

「親父…」

ジョージはカイから小夜に視線を転じた。

「小夜、何があっても、お前の信じる道を行け。お前の過去を受け入れろ。つまづいたら思い出せ。“なんくるないさぁ”明日の為に今日を生きろ。笑顔を忘れるな。」

「うん。」

コクリと小夜は頷いた。

繋ぎ合わせた手から、小夜の血がジョージに伝わる。

「お父さん」「親父!?」

ジョージが一際大きなうめき声を上げ、そして。

「お父さん!!」「親父、親父ィィィッ!!」

小夜とカイの悲痛な叫びがフロア一帯に響き渡る。

儂も一緒に泣きました。泣くよね、このシーン。

だが、父親の死を悲しむ暇を翼手は与えてくれない。

“明日の為に今日を生きろ”

ジョージの言葉が頭の中でこだました瞬間、小夜の瞳が紅く染まった。

翼手を苦もなく一刀両断にする小夜をデヴィッドが警戒する。

「まさか、暴走が始まったのか。」

「小夜は自らすべきことを思い出しただけだ。大切なものを守る為。その為だけに戦い続けてきた。」 ヤホゥ、本日3回目の発言。

長い夜を共に生きてきた男の声には、哀切なものが滲み出ていた。

小夜達の脱出直後、炎がヤンバルの森を包み始めた。米軍の空爆が始まったのだ。

小夜は、顔にかかった返り血を拭うこともせず、ただ虚ろな目で悲しみに浸る。

[次回予告]

戦いの最中、ジョージを失った小夜。残された言葉「明日の為に今日を生きろ」

その言葉を胸に小夜は再び立ち上がる。「小夜、戦って。」貴女の明日の為に。

次回、BLOOD+「私がやらなきゃ」

それが貴女の望みならば

予告、コニたん~。「小夜、戦って。」「それが貴女の望みならば」どうやら、このふたつはコニたんのキメ台詞らしいです。「月に代わっておしおきよ」的キメ台詞みたいです。ちまたで、もんそい流行りますように。

今回ジョージが亡くなりました。死んではならない人が亡くなり、小夜やカイ、リクがどうなっていくのか。次週、また物語りは大きく動くのかな?

つーか、公式HPのファントムって変態仮面の親戚か何かですか?

« BLOOD+第6話Aパート感想 | トップページ | おそろいのファー。 »

BLOOD+」カテゴリの記事

コメント

ぬあー!にゅげさん、私がようわからんまま作ってしまったリングに参加してくださってありがとうございます。強敵(とも)よ・・・!
つか、やっとコニたんの声が・・・!あのキメ台詞よすぎます。「小夜、戦って」を携帯の着信音とかにしたい。
カイのキメ台詞は・・・いまのところ「チクショオオオ!」ばっか毎週聞いてる気が。
あとね、小杉さん、毎週長台詞ご苦労様ですよね・・・お声がシブすぎて、たまに聞き取るのタイヘンですけどね・・・。

小杉さんは、まだ聞き取りやすいですよぅ。コニたんなんか、呟き過ぎでテレビの音声を大きくしないと聞き取れません。でも、着信音にして欲しい。あれで起こされたら「よっしゃ、いっちょヤったるで~。」って気になりますね。カイは…今から伸びる子だから。
リングは、もちろん参加させて頂きますよ。
では、またネットと言う名の戦場で会おう、戦友(とも)よ!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122528/7080283

この記事へのトラックバック一覧です: BLOOD+第6話Bパート感想:

» [BLOOD+] Episode-6 おとうさんの手 [ばんごはん備忘録]
ついに来るべき時が。そして物語が大きく動き出しました。で、唐突ですが、BLOOD+のリングを作ってみました。なにをどうしたらいいのかサッパリなのですけど、はてな以外の方も参加可能ですので、ええと、よろしくおねがいします・・・ http://blood.ring.hatena.ne.jp/ ヤンバルの「自然環境保護センター」に潜入した小夜、デヴィッド、ハジの3人。デヴィッドはいつもの携帯にケーブルをつないで、ピポパっと地下への入り口を開きます。うぉアレただの携帯じゃなかったのけ? 一方、「最... [続きを読む]

» [BLOOD+] Episode-6 おとうさんの手 [ばんごはん備忘録]
ついに来るべき時が。そして物語が大きく動き出しました。で、唐突ですが、BLOOD+のリングを作ってみました。なにをどうしたらいいのかサッパリなのですけど、はてな以外の方も参加可能ですので、ええと、よろしくおねがいします・・・ http://blood.ring.hatena.ne.jp/ ヤンバルの「自然環境保護センター」に潜入した小夜、デヴィッド、ハジの3人。デヴィッドはいつもの携帯にケーブルをつないで、ピポパっと地下への入り口を開きます。うぉアレただの携帯じゃなかったのけ? 一方、「最... [続きを読む]

« BLOOD+第6話Aパート感想 | トップページ | おそろいのファー。 »

フォト

Y商店ハテナ支店

  • 完全作り話商会
    小説でも書けたらいいかな…と。 メガネ小人、はじめました。

※ ※ ※

山口県民ならば

最近のトラックバック

相互的エクセレントリンク